「最貧前線」

案の定、滞ってきたブログ…。

 

さてはて、観てきました最貧前線。

宮崎駿さんの『雑想ノート』が原作だそうです。宮崎駿×内野聖陽、そして風間俊介となかなか興味深いじゃないですか。

しかしまぁ、その日の仕事がハードで、始まる前はこれはもう睡魔との戦いが始まるのではないかと…。ある意味ドキドキの開演。

 

戦時中、しかも日本が追い込まれてから徴用されることになった漁船と漁師たちと軍人の物語。とてもじゃないけど明るい話ではないのです。その面は少し覚悟して行きました。

ところがどっこい、緩急のつけ方が素晴らしくて笑いどころもたくさんありました。特に内野さんはすごいー!!!

姿勢とか仕草とかなんかもうすごい。

「昨日なに食べた?」のケンジを見ているとその変幻自在ぶりに驚愕します。

1番ちっちゃいのに1番えらそうな風間くん(かわいい)もスッとした溝端くんが骨太な軍人というのも新鮮でよかったし。

何より私は、演出が好きでした!!!

舞台上に木で組まれた漁船に演者が乗ってお芝居するところも、その船を黒子さんたちがロープで展開していくところもとても面白くて。シンプルかつ巧みな演出で好きでした。

戦争のお話なので音響もすごいしハラハラするし寝るどころじゃありませんでした笑

さっきお名前をあげた役者さんもそうなんですけど、役者さんの間もとてもよくて、展開も含めて練りに練られた舞台って感じがああもう、好き!!ってなります。舞台の「生」感もすごく好きなんですけど、組まれた構成が上手いこといく、みたいなのも大好きです。(伝わらない)

 

テーマはけして明るい話ではないけど気持ちが暖かくなることシーンの方が多かったです。

 

仕事が忙しくて、疲れていることが多いけど気持ちが充実する舞台を観るとやっぱり観劇の予定を詰めてしまうのです。

でもやっぱりちょっと見直そうとは思ってます

この前観てきた「けむりの軍団」についてもそのうち書きたいなー。