宙組『アナスタシア』

真風涼帆の肩幅が私を夢女にする。

 

いや。あの、あれですよ、あんなに端正で所作も綺麗な男性が存在してないことも、真風さんの肩幅にパッドが入ってることも承知なんですけど、その補正具合も割と体格に合ってるからなのか、ほんと素晴らしく美しくて夢見心地の3時間…(幕間含)

 

宙組公演アナスタシアを観てきたんです。

アナスタシア物語には初めて触れます。ディズニーも今年日本で公演されたものも観てないのです。

だから、初見は話を追うので必死で、アーニャの行く末もドキドキで、てかグレブめっちゃ見切れるやんとか、てかグレブ、ディミトリーとの絡み皆無やん…。とかちょいちょいグレブ挟みながら(?)楽しんだわけです。

めっちゃいいミュージカルですよね、アナスタシア。

なによりもアーニャがすっごい魅力的で。自分の素性も分からず孤独でたまらないだろうに、気高い。あの気高さがすごい好き。あと笑顔が最強にかわいい。まどちやからか。ダイアモンドずっと隠し持ってるところも好き。そりゃ、ディミトリィも惚れるわ…。全人類惚れるわ…。一幕が楽しすぎて、幕間に次のチケットを購入したわけです。(ウェブバンザイ!)

あとまかまどずんの3人組が可愛すぎる。ずんおじさん可愛すぎる。私が子犬のように飛び跳ねそう。ほんで芝居中のきゅるんとしたずんちゃんに油断していたら、フィナーレナンバーの精悍なずんちゃんにやられてしまう…あんなに…精悍だったっけ…。キリッとした顔で踊ってるかと思ったら相手の娘役さんにニカッってずんスマイル向けるのズルくない?!ズルくない!?危うく、ずん沼に落ちてしまうところやったわ…まじで危なかったわ…。

出てる人みんな魅力的な役でずっと夢見心地でした。すっしぃ組長もすごかったなー。

母がすっしい皇后をみて「フライングサパではおじさんにしか見えなかったのに…」とつぶやいていました。

宙組生は手足が長くてスタイルよくて毎度圧倒されますね。ロマノフ一家の場面、あの白い軍服とドレス…ほんとため息が出ました…。ほぅ。宝塚のいいところはお衣装の豪華さもありますよね。主役のお衣装が場面場面で変わるなんてそうそう他の舞台ではないし、ほんとキラキラしたドレスが眼福すぎる……!

セットと映像のバランスも良くてめっちゃ綺麗でした。芝居が始まる前のタイトルが息を呑むほど美しい。『アナスタシア』の文字が映像でなく立体なんですよ!!!めっちゃ綺麗!

 

真風さんの肩幅についてはフライングサパの時も感じてたんですよね。あの時はセーター姿にやばばば、ってなりした。現実離れした設定の中で真風さんのちょっとリアルな感じがより物語性を高めている気がします。アナスタシアでも夢夢しさが増してるっていうか…。

………自分でも何を言っているのか…。

とりあえず男役の肩幅には夢と愛が詰まっていると言うことですね。

 

 

星組公演「ロックオペラ・モーツァルト」

本日千秋楽ですね。

 

Twitterでストーリー(というか進行?)にケチをつけた割に東京まで行ってるので(贔屓のプレお披露目だから)

リリアホールの感想も少し。

 

 

以下ネタバレ感想。そして長いです。

 

幕開きの凪七瑠海、小桜ほのか、舞空瞳(敬称略)の歌声でこれでもかというぐらい、圧倒され、物語が始まる!!というワクワクが止まらないです。あの場面、本当好き。そして、満を持して、礼さんが登場し初っ端から歌い踊りまくる!!!めっちゃカッコいい!今まで見たことがないタイプの礼さん!!曲もカッコイイ!高まる感情!!これはイケるぞ!!と私(観客)が盛り上がったところで曲が終わり……大勢が履け、幕が閉まり…女中がゾロゾロと一列に並び…説明台詞(しかもみんな同じような意味のことを繰り返すやつ)盛り上がった気持ちがスンッと落ち着きます。まぁだいたい1幕はこんな感じで進みます。

そして気づきます…あれ、内容は薄いね…?

オリジナルを知らないので、潤色のせいとも言えないですけど、ナンバーで魅せるには盛り上がりがぶつ切りだし、ストーリーで見るには出来事が唐突すぎて、ん?ってなるし…。オリジナルはむしろコンサートみたいな呟きも拝見したので、タカラヅカ版もそっちに張り切ってしまえばこんなモヤモヤしなかったんじゃない?とも思います。2幕から登場人物が増えてゾロゾロ出て説明、みたいなことは減るけど…急にモーツァルト苦悩するやん?みたいな…。

タカラヅカ版は曲数もオリジナルより減らして、リプライをよくしてるみたいですね?

歌声の素晴らしさに誤魔化されそうになりましたけど、ちょいちょい言葉選び変ですよね?「拗らせ女子」っていうワード使う必要もないし、下手したら解釈間違ってますよね?

そこがすごく気になってしまった…

タカラヅカ版にしようとするとやっぱり恋物語にしないといけなかったり、モーツァルトのエグさを出せなかったりするのかな…、そして、日本ではモーツァルトの経歴は一般常識とはまで行かないからどうしても説明が必要になるのかな…いや、それにしても…とみたことないオリジナルに思いを馳せる…。

きっとオリジナルを知ると余計にモヤる気がしてるので深追いはやめよう…。

最後のサリエリさんとの友情ソング、礼さんとカチャの素晴らしいハーモニーに酔いしれて誤魔化されそうになるけど、そんな熱いライバルだったけ?ってなりました。でも本当あの歌はすごい素晴らしい…お二人のハーモニーが…完璧。あれは生で聴くべきもの。。。

 

そう!そう!演出には色々突っ込みたいところがあるんですけど!!!歌とダンスのクォリティは言葉に!できないほど!素晴らしくて!!贔屓目を抜いても、礼さんまた歌が上手くなってますよね!!好きの更新!!!礼さんに関してはなんにしても、好きしか言えなくなるので!!台詞もちょっと独特な言い回しをしていて、それはよかったかな。でもちょっと顔芸がすごかったな(笑)

舞空瞳ちゃんも伸び伸びとしていて、堂々としていて、大変よかった。かわいいコンスタンツェでした。もうさ、膝折なんてしなくていいよ!!伸び伸びしてて!!と思いをながらみてました。ダンスが日に日にエネルギッシュになっていくんです、あと現代的な歌い方が上手だわー。

凪七瑠海はすごいですね?台詞の余韻がカッコすぎて…特に好きなのは「スパイだからです」のあの余韻です…。好きすぎる…。立っているだけで様になる…踊りもダイナミックで好きすぎる…。

小桜ほのかちゃんがもうほんとにさー。いい女役さんになっているのよー。ツリ目メイクがめっちゃかわいい。コンスタンツェとバチバチしてる時の小首傾げたりの仕草がかわいいすぎる、そのあと、思わず拳を握ってしまって焦るとことかめっちゃキュート。かわいいしか言ってないですね。

あと、あと、いつもはあんなに可憐なのに、計算高いおばちゃんを見事に演じた音波みのりさんに憎めないおっちゃんの漣レイラさん…とか言い出したらキリがないくらいみんな好演してましたー!なんだかんだ文句を言っても観に行けてよかった作品ですし、観れたこそのモヤモヤですよね。今回のご縁に感謝です。

フィナーレの贔屓が本当にかっこよすぎて、出てくるたびに、「はいはいカッコいい」ってどうせかっこいいんでしょー。ってなってました。本当にカッコイイ!!なこちゃんとのデュエットダンスも伸び伸びしてキラキラして永遠に見ていられる…。あのデュエットは感動する。日に日にスカートさばきが綺麗になるなこちゃん、すごい…あのデュエットダンスで2時間語れる…。

タカラヅカって素晴らしい…。

 

 

さて、最後にブリリアホールの感想です。3階だったのですが、考えていたより舞台は近いです。が!しかし!!あの張り出したいわゆるバルコニー席の前方だったのが運の尽き…。

柵と張り出した部分で見えない部分が多い。

真ん中と自分の座っているのと反対の端は見えるけど…自分側の舞台はざっくり切られてる感じです…。演劇を公演することをかんがえてないんかな?っていうくらい真ん中しか見えない。あれは結構辛い。演劇の時はあの席、全部売らない方がいいと思います…。悲しくなるから…。3階で観ていると舞台上の音がよく響いて、セット転換の時のものを引っ張る音や、靴音もよく響いてました。一回、セットが「きょえーー」って高い音を出しててびっくりしました…。

でも今回、梅芸でもセット転換の音結構大きかったんですよね。あんなもんだったかな。。。

 

と、長々と書きましたが、とりあえず楽しかったです!!!ブルーレイとCDが出たら一目散で買いますね!!!贔屓がすごいかっこよかったから!!!

ほんと、礼真琴に歌い、踊らせたいがための演目だったんかな、て思いました。

かっこよかったです!

星組さん、お疲れさまでした!

 

「最貧前線」

案の定、滞ってきたブログ…。

 

さてはて、観てきました最貧前線。

宮崎駿さんの『雑想ノート』が原作だそうです。宮崎駿×内野聖陽、そして風間俊介となかなか興味深いじゃないですか。

しかしまぁ、その日の仕事がハードで、始まる前はこれはもう睡魔との戦いが始まるのではないかと…。ある意味ドキドキの開演。

 

戦時中、しかも日本が追い込まれてから徴用されることになった漁船と漁師たちと軍人の物語。とてもじゃないけど明るい話ではないのです。その面は少し覚悟して行きました。

ところがどっこい、緩急のつけ方が素晴らしくて笑いどころもたくさんありました。特に内野さんはすごいー!!!

姿勢とか仕草とかなんかもうすごい。

「昨日なに食べた?」のケンジを見ているとその変幻自在ぶりに驚愕します。

1番ちっちゃいのに1番えらそうな風間くん(かわいい)もスッとした溝端くんが骨太な軍人というのも新鮮でよかったし。

何より私は、演出が好きでした!!!

舞台上に木で組まれた漁船に演者が乗ってお芝居するところも、その船を黒子さんたちがロープで展開していくところもとても面白くて。シンプルかつ巧みな演出で好きでした。

戦争のお話なので音響もすごいしハラハラするし寝るどころじゃありませんでした笑

さっきお名前をあげた役者さんもそうなんですけど、役者さんの間もとてもよくて、展開も含めて練りに練られた舞台って感じがああもう、好き!!ってなります。舞台の「生」感もすごく好きなんですけど、組まれた構成が上手いこといく、みたいなのも大好きです。(伝わらない)

 

テーマはけして明るい話ではないけど気持ちが暖かくなることシーンの方が多かったです。

 

仕事が忙しくて、疲れていることが多いけど気持ちが充実する舞台を観るとやっぱり観劇の予定を詰めてしまうのです。

でもやっぱりちょっと見直そうとは思ってます

この前観てきた「けむりの軍団」についてもそのうち書きたいなー。

 

星組「GOD OF STARS-食聖-/Éclair Brillant(エクレール ブリアン)」

 

いよいよ大劇場公演の千秋楽を迎えますね、星組公演。

 

以下ネタバレ感想。

 

 

 

お芝居に関しては、なんかもう何を言っても野暮になってしまうんじゃないかと思うんですけど、トップスター「紅ゆずる」トップ娘役「綺咲愛里」の退団公演としては大正解だと思います。2人の関係性、コメディセンス、人柄全てを詰め込んだ、当て書きオブ当て書き(?)楽しさの中に寂しさがにじむ、今の星組らしいお芝居。だからもう、あれこれ言うのは野暮なんですわ。

 

それでも言うけど私の初見の感想はもう一つあって、

「もう少し、がっつりお芝居が観たかったな…」

でした。

食聖って当て書きオブ当て書きでお芝居であっても「紅ゆずる」を通して役を観るという感覚があって、それはそれで正解で楽しいのだけれども、私、紅さんのお芝居好きなので「役」を演じる紅さんをもう一作品観たかった、という気持ちが生まれました。まぁ、前作の「霧深きエルベのほとり」があるやん。と言われるかもですが。あと朝夏まなとさんの退団公演がとてもお芝居としても好きなので…そんな感じの退団もいいかなって…思って…と書いたところでただの上田久美子先生ファン疑惑…!

でもまぁ、有難いことに数回観に行ったのですが、端から端まで小芝居多くて観るとこ多くて飽きることはありません。

 

あとやっぱり

 

 

綺咲愛里がめっちゃかわいい(定期)

 

まさかのトップ娘役、登場がピンクのジャージに健康サンダル。

なんでそれで喧嘩を売りに行った…。

 

あーちゃんはずっと可愛かったなぁ。でも、大人な女性の役ももっとみたかっまなぁ。寂しいなぁ。下級生に疎いので、あーちゃんを認識したのはほんと遅かったんですけど、トップ娘役が決まった時から顔つきが変わった印象があります。

 

そして最近また顔つきが変わったのが礼真琴さんですよね。

でも食聖ではかわいいかわいいリーロンロン…小柳先生はなんというか「少年」な礼さんが好きですよねー。トップになってからも、小柳先生に当たると「少年」な礼さんに会えるのかしら?

 

さて、ショーはもう、、、めっちゃ好き

ゆずる時代のショーの中で1番くらい

めっちゃ好き

 

紅さんの端正でクラシカルな見た目にマッチした統一感のあるショー。お芝居がはちゃめちゃだった分、ここで紅の王道感をもってくるかぁぁぁぁ!と感服。最近場面ごとにガラッと雰囲気を変えてきたり、スピード感のあるショーがある中で多分好き嫌いは分かれるかな?とは思いますが、私は自分がタカラヅカにハマりだした頃の思い出も手伝って、タカラヅカを観た感がすごい。私の観たかった紅さんはこれ!衣装もとてもよく、端正さが際立って何度観てもうっとりします。ボレロは泣きましたねー。なんか歴史を感じて。

星組から離れてる時期も長くあったんですけど、なんかそれでも思い入れが強い組でもあるんだな。

 

礼さんファンですけど、紅さんのベンヴォーリオがとてもとても好きでした。

 

東京公演も盛り上がりますように。

 

 

 

湖月わたる30周年記念公演「わたるのいじらしい婚活」

大好きなわたるさんの30周年記念公演に行ってきました!わたるさんがバウホールに立つ姿を見ることができて、幸せでした。

 

さて、今回の公演はドキュメンタリーミュージカルということで「素」のわたるさんの映像と舞台上でのお芝居という構成でした。「湖月わたるというスターの服を一枚ずつ脱いでいくと何が残るのか」というのがとても印象深かったです。

朝海ひかるさんとの共演ということもありめっちゃ楽しみにしていた反面、大好き人の婚活を平常心で観ることができるのだろうか…というドキドキがありました。

始まってみるとわたコムが可愛くて可愛くて!お二人とも本当にチャーミングで!前半は終始ニコニコニヤニヤが止まらず…会場も大盛り上がりでした。

 

(まぁ…合コン映像を観ている私の顔はなんとも言えない表情だったと思われますが)

 

そしてわたるさんの婚活は2人の男性と出会うことで加速していくのです。

わたるさんの生活は一変します。

その中で語られる俳優として生きることに対する覚悟はとても胸に刺ささりました

例えば会社員として生きても自分が望むこと全てを叶えることは不可能で、人生には必ず取捨選択があります。それを手放すことを、望んでいなくても捨てなくてはいけないこともあって。

ましてや俳優という特殊な職業。

わたるさんが「湖月わたる」として生きるために、そのストイックさのためにいわゆる「普通」とは違う生活もあるのでしょう。

選びたかったけど、選ばなかった道もあるのでしょう。

周りから「普通」を望まれたことも多分あるのでしょう。

たくさんの葛藤、苦しさを経験してそれでも「湖月わたる」として生きることを選んで、舞台に立っていてくれることは本当に奇跡に近いんだな、と思いました。

 

大好きな大好きな表現者が舞台に立ち続けてくれていること、そのことがとても嬉しくて、とても感謝しています。

 

そういえば、わたるさんの退団が決まったとき、「結婚したらどうしよう。わたるさん、一生懸命な人だから…結婚したら舞台に出ないかも…」と友人に嘆いたことを思い出しました。

今思うとなんてわがままなファンなんだという感じですが、彼女の一生懸命さは昔から伝わってきていたのです。

 

最後にわたるさんはファンに感謝していると、ファンが力になっていると、言ってくれます。

いやいやそれはこちらの台詞だぞ。

 

かわいいかわいいわたるさんを観られたことも、わたコムが観られたことも、廣瀬くんがヒールを履いているわたるさんよりも背が高くてひょー!ってなったのも迫田さんが陽気なおじさんと知ったことも全部ひっくるめて観に行けてほんとうによかったです。

 

ドキュメンタリーミュージカルという「本物」と「作り物」の垣根が曖昧だったので、わたるさんの心情もより近いもののように感じられる不思議な舞台でした。

わたるさんがこの30年間全く恋愛してこなかったなんぞ、一切信じてませんけどな!だってあんなにステキな人なんだもの!!!

 

 

宙組「オーシャンズ11」

細かいことを何も考えなくても楽しい、それがオーシャンズ11

はじめ、真風ダニーのテンションが歴代ダニーより低く感じて、ん?と思ったのですけど、まどかちゃんのテスがアメリカの女優さんの様に少し大げさになっていたので、年の差カップル感が強く出て、すごくマッチしてて本当によかった…。

 

ほんと、まどかちゃんのテスがよかった!!

前回の宙組観劇が赤い河のほとりだったので、お化粧の上達ぶりとかもびっくり仰天…。ものすごく綺麗なブロンドのロングの髪(しかも地毛)ハイヒールを履きこなす…めっちゃいい女やん…。

私個人的には大人っぽい女役さんが好きな傾向があるので、オーシャンズ11はテスのお衣装とかも好きだし、男役がスーツを着てめっちゃキザるだけで昂ぶるので演目としてめっちゃ好きです。

オープニングのフェイクシティ聞くだけでおおおおおおおおお!となるし、一幕ラストもイケコ定番の型なんですけど、やっぱりかっこいいいいいいい!ってなりますよね。

 

新ナンバーも「ダニーと10人の〜」と若干ダサい歌詞なのに真風涼帆と芹香斗亜という恐ろしいスタイルと色気を持つ2人にかかるとめっちゃ名曲に…。歴代ダニーとラスティーにも歌ってほしい。

 

宙組観劇しに行くと、出てくる人みんなスタイルよくてため息でちゃう。

そうそう、和希そらくんのライナスがいつものそらくんより高い声で第一声からふぁ!すごい!と思いました。

キキちゃんはほんとうに生き生きとラスティーを演じられておられ…。真風氏の隣で演じるのがほんとうに大好きなんだな、って思ったし、あんなに若かったキキちゃんが…!というヅカオタ歴長いひとあるある、謎の親目線が発動…。

 

何回も通いたいーーー!と思いましたが、日程上無理だったので映像化を楽しみにしてるし、なんなら、初演星組と再演花組Blu-rayを買って帰りました。後悔はしていない。

 

『偽義経冥界歌』『雪まろげ』

4月に観劇した2作。

『偽義経冥界歌』

『Vamp Bamboo burn〜ヴァン・バン・バーン〜』ぶりの劇団☆新感線

2回目の生田斗真氏でした。

 

いやー、劇団☆新感線観たなぁあ!と思える派手な楽しい舞台でした。

橋本じゅんさん、山内圭哉さん、橋本さとしさんをはじめベテラン勢のかっこよさが最高でした。全員ずっと舞台を端から端まで走り抜け、激しい殺陣をこなし、3時間…。尊敬しかない…そしてさとしさんの凄みが…めっちゃ怖くてびっくりしました…。めっちゃいい声でめっちゃ怖かった…新感線は初めのギャグパートと後半のシビアパートの落差が半端ない時があって、それが魅力なんですけど、チキンな私は結構体力を削られるんだよ…。でもやっぱり次も観に行きたくなる魅力があるんだよなー。

生田斗真氏はさすがの演技力と身体能力で惚れ惚れしました。前回はヴァンパイア役で今回も途中で死んだので、正味、顔を真っ白に塗った生田斗真しか観たことがありませんwww

生田さんを生で観る機会なんて私にとってそうそうないのに2回とも死人って自分の中でだいぶ面白いですw次回は生きた人役が観たい,。

りょうさんの凄みもよかったなー。新感線の自立した女性も好きです。

次回の公演もどうにか観たいな…早乙女太一が好きなんだよ…

 

『雪まろげ』

はじめての人情劇(というのかな?)でした。ちょっとダルいのかな?と思っていたのですが、そんなことなく楽しく観劇しました。まさに笑いあり涙ほろりありで。主演の高畑淳子さんが唄も踊りも本当に上手で舞台の人なんだなぁ、って思いました。お目当ての湖月わたるさんもすごく可愛くて可愛くて足が本当に綺麗で出番も多くて大満足でした。ほんと…めっちゃ小娘感出てた…。足綺麗だった…。そう、脇を固める役者陣も、芸達者で。中でも青木さやかさんは間もすごくよくて。ある場面では舞台上、客席みんなで大笑いしてすごく楽しかったなぁ!

人情劇は今まで観てきた舞台とは毛色の違うものでしたけど、今回の観劇で自分の中でのハードルが下がったので色々観てたいなぁ、というあんまりよくない欲求がメラメラと燃え上がっております。